📅 2026年2月24日 相場サマリー
| 指標 | 終値 | 前日比 | 概況 |
| 日経平均株価 | 57,321.09円 | +495.39 (反発) | インフラ株が牽引し大幅高 |
| グロース250 | 728.94 | -16.95 (続落) | ソフトウェア・SaaS売りの直撃 |
| NYダウ (23日) | 48,804.06ドル | -821.91 (大幅落) | 関税・信用不安のトリプル安 |
⚡️ 今日のメインテーマ:「SaaSの死」とAIパラダイムシフト
今日、兜町を駆け抜けた最大の衝撃は、米AIベンチャー・アンソロピック(Anthropic)が放った**「アンソロピック・ショック」**です。
「SaaSの死」とは?
AI(Claudeなど)が自律的にコーディングやIT実務を代替し始めたことで、これまで「人月単位」で稼いできたITゼネコンや、月額課金でツールを提供してきたSaaS企業の存在意義が問われる事態に。
- 直撃を受けた銘柄: 富士通 (6702)、NEC (6701)。IBMの25年ぶり大暴落(-13%)が対岸の火事ではなくなり、日本の大手SIerも「AIに駆逐される側」として急落しました。
- セキュリティも激震: ツールにAI自律ガードが実装されたことで、トレンドマイクロやシフトといった検証・セキュリティ関連も「需要消失」の懸念から大きな打撃を受けています。
🏗 一方で「AIインフラ」は祭り状態:天国と地獄の二極化
ソフト(SaaS)が死ぬ一方で、AIを物理的に支える**ハード(インフラ)**には、政府の対米投資継続への期待も相まって、海外勢の猛烈な買いが入っています。
【本日の勝者:AIインフラ関連株】
- 日東紡績 (3110): データセンター向けスペシャルガラスの需要爆発。まさに「AI時代の砂金掘りのツルハシ」としてストップ高。
- アドバンテスト (6857): 1銘柄で日経平均を300円超押し上げる無双状態。
- イビデン (4062): 引け後の売り出し発表こそありましたが、日中はパッケージ基盤・材料メーカーとしての強さが際立ちました。
🌏 外部リスクの三重苦:トランプ・中国・金利
指数こそ反発しましたが、足元には決して無視できない地雷が埋まっています。
- 中国の輸出規制発動: 三菱重工や川崎重工など防衛関連20社を狙い撃ち。地政学リスクが「実害」として浮上。
- トランプ関税の執念: 最高裁の違憲判決を無視する形で新たな関税枠組みを提示。市場の不透明感はMAX。
- 安全資産への逃避: 有事の金が1トロイオンス=5200ドルを突破。住友金属鉱山 (5713) など資源株が消去法的に買われる展開。
💡 明日以降の戦略:運命の「2月26日」に向けて
今、私たちが取るべきアクションは明確です。
- NVIDIA決算の審判待ち: 日本時間26日早朝の決算がすべてを決めます。これまでの「AIハード買い」が正義だったのか、それともバブルだったのか。
- 2月の権利付き最終日(明日): ワールドやウェザーニューズなど、配当・優待の権利取り期限です。二極化相場だからこそ、確実なキャッシュフロー(配当)を確保する動きも重要。
- 銘柄の入れ替え: 「AIに代替されるソフト」から「AIを動かすハード」へ。この構造変化は一過性のものではありません。
AIショックで不安が広がりつつも、資金は“AIインフラ”という強いテーマに集中し続けています。
明日の権利取りとNVIDIA決算が、今週の日本市場を大きく動かすことになりそうです。