主要指標(大引け)
| 指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
| 日経平均株価 | 56,941.97円 | -697.87円 | -1.21% |
| TOPIX | 3,818.85pts | -63.31pts | -1.63% |
| プライム売買代金 | 10兆7625億円 | — | 超活況 |
なぜ下げた? 3つの逆風
- 米国株の「AI代替ショック」: AIが金融実務を代替する懸念から米J.P.モルガン等が下落。この流れが日本市場の重荷に。
- 日銀・田村委員の「タカ派」発言: 「早期の利上げ」を示唆したことで、負債の多い企業への警戒感が強まりました。
- 高値圏での利益確定売り: 5万8,000円到達後の「過熱感」を背景に、絶好の売り場と捉えられました。
【上昇銘柄】逆行高のタフな株たち
- キオクシア: 予想を裏切る爆益見通し。アナリストも驚愕の急騰。
- アシックス (+8.5%): 過去最高益&増配。もはや「世界のアシックス」として独歩高。
- トヨタなどの輸出株: 1ドル153円台の円安を背景に底堅い動き。
【下落銘柄】厳しい売りを浴びた株たち
- ソフトバンクG: AI競争激化への懸念。1銘柄で日経平均を340円近く押し下げる。
- 日本製鉄: 利上げ観測で、USスチール買収に伴う「借金(利払い)」負担が嫌気。
- INPEX (-10%超): 原油需要見通し下方修正を受け、エネルギー株が総崩れ。
- 楽天G: 7期連続赤字。1,000円の壁が遠のく厳しい結果に。
生成AIの進化で「SaaSは不要になるのでは?」という極端な観測から、
IT・ソリューション株に売りが集中。
- 富士通<6702>
- NEC<6701>
- Sansan<4443>
- マネーフォワード<3994>
など主要IT銘柄が揃って急落。
日本版HALO銘柄として注目されたセクター
(米国のHALO:防衛・インフラ・宇宙などの国家需要が強い領域)
日本株では以下の“国家需要系”が候補とされ注目度上昇:
- 三菱重工業<7011>(防衛)
- IHI<7013>(防衛)
- 三井E&S<7003>(造船)
地政学リスクや国家予算の追い風で、今後もテーマになりやすい領域。
来週は週明けの米国市場が「プレジデント・デー」で休場。エネルギーを溜めた後の日本市場の自律反発に期待がかかります。
- 2/16(月): 日本 10-12月期GDP速報値(景気の実温を確認)
- 2/18(水): 特別国会召集・首相指名選挙(政治の安定性が焦点)
- 2/20(金): 日本 CPI(日銀の利上げペースを占う最重要指標)
従来のIT成長株(SaaS)から、防衛や造船といった「HALO株」への資金シフトが本物かどうかが、来週の勝負の分かれ目になりそうです。
